HEALING
2017.11.21 Tue

<はじめてのアロマテラピー>手軽にアロマ湿布

植物の力

 

100%植物から抽出されたエッセンシャルオイルには、植物が持つ様々な力が含まれています。遥か昔から、私たち人間は植物の力を借りて生活をしてきましたが、植物は本当にたくさんの作用を持つのです。

 

皆さんがアロマテラピーを楽しむ時、どのように香りを選びますか?香りの好み、効果効能、その日の気分など・・・、人それぞれ、またその日によっても香りを選ぶ方法は様々だと思います。今回は、アロマテラピーをさらに楽しんでいただけるよう、少し面白い香りの選び方をご紹介させていただきます。

 

それは、「香りを抽出する『部位』による作用の違い」を考えることです。まずは一本の植物を想像してみてください。植物の「根」の部分は土から栄養分を吸収し、そして「幹」は植物全体のバランスを保ちます。このように、部位ごとにそれぞれ担っている役割が異なります。

 

それでは次に、エッセンシャルオイルについても考えてみましょう。エッセンシャルオイルは、それぞれ香りを抽出する植物の部位が異なります。例えばローズは花びらから、オレンジは果皮から抽出します。そして、ひとつの植物の中でも部位によって役割が異なるのと同じように、エッセンシャルオイルも抽出部位によって大まかな作用が分かれるのです。

 

このような考え方をもとにすると、自分が求める作用に合わせて、今よりもっと楽しくエッセンシャルオイルを選ぶことが出来ると思いませんか?

 

【抽出部位とエッセンシャルオイルの作用】

◎花=植物の「顔」・・・スキンケアに向いています

◎実(果皮)=食べるもの・・・食欲のコントロール作用、消化促進作用が期待できます

◎葉=光合成により酸素を取り入れる・・・呼吸器に働きかける作用が期待できます

◎幹(樹脂)=植物の中心でありバランス維持・・・心身のバランス調整をしたい時に向いています

◎根=栄養分の吸収・・・心身の強壮作用が期待できます

 

このように、抽出部位による作用の違いを頭の片隅においておくと、きっと今より楽しく幅広く、アロマテラピーを毎日の生活に取り入れることができるはずです。

 

植物だからこそ気を付けること

 

植物の力をたっぷり含んだエッセンシャルオイルは、私たちの心と身体に様々な作用を与えてくれます。しかしその分、植物だからこそ気を付けなくてはいけないこともあります。それは、防腐剤などの科学成分を含まない「生もの」であるということ。食品のように消費期限が定められているわけではありませんが、それでもなるべく早めに使い切ることを心掛けましょう。

 

また、エッセンシャルオイルを保存する時は、酸化を防ぐためなるべく空気に触れさせず、直射日光を避けて冷暗所に置いていただくことがポイントです。柑橘系のものは蓋を開けて約半年、それ以外は1年~2年で使い切ってください。「意識していたけれど使い切れなかった」、そんな時は諦めて捨ててしまわずに、掃除の時に雑巾に香りをつけるなど、肌に直接つかない方法で活用してくださいね。

 

Step4 手軽にアロマ湿布 

 

【用意するもの】

・小さめの洗面器

・ハンドタオル(布でも可)

・お湯(または冷水)

・お好みのエッセンシャルオイル(3滴)

 

【楽しみ方】

筋肉疲労などの慢性の症状にはお湯を使用した温湿布、急性の症状には冷水を使用した冷湿布を行いましょう。アロマ湿布の方法はとても簡単です。

 

お湯(もしくは冷水)をはった洗面器にお好みのエッセンシャルオイルを3滴たらし、その中にタオルを浸したら、オイルをすくうようにして取り出したら水分を軽く絞ります。オイルを含んで濡れた状態のタオルを患部に当て、冷めてきたら(例湿布の場合はぬるくなってきたら)再度同じように湿布を作り患部に当てます。なるべく20分以上続けていただくと効果的です。

 

濡れたタオルを薄いビニール袋やラップに包んで使用すると保温効果が上がります。慢性の症状にはラベンダークラリセージ、急性の症状にはペパーミントがおすすめです。