FEATURE
2018.05.25 Fri

【成分を知る】泡立つ不思議な木の実!?~サピンヅストリホリアツス果実エキス~

みなさん、羽子板の羽についている黒くて丸い玉の正体をご存知でしょうか?実はこれ、ムクロジという木の実の種なんです。その種の硬さから、羽の重りに最適だということで、古くから親しまれてきましたといいます。

 

そんなムクロジの種を覆っている果皮には、水に浸すと泡立つ不思議な性質があります。その歴史は古く、日本では奈良時代から洗濯や石鹸の代用として用いられてきたといいます。今日はこの泡立つ不思議な木の実から抽出される成分について理解を深めていきましょう。

 

奈良時代から親しまれる天然の洗剤


ムクロジの歴史は「なんと見事な平城京(710年)」のゴロあわせでも知られる奈良時代にまで遡ります。日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)は、このように述べています。

 

日本では奈良時代(700年代)からサイカチのさや,ムクロジの果皮を天然の洗剤として使用していました。
これらには泡立ち成分としてサポニンが含まれていました。
出典:日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)、セミナー:もっと良く知ってほしい洗剤「I.洗濯/洗剤/洗濯機の歴史」(最終閲覧日:2018/3/30)

 

このように、ムクロジは古くから洗剤や石鹸の代用として親しまれていたことが記されています。日本だけでなく、インドや欧米でも親しまれていたようで、その特徴から「Soapnuts(ソープナッツ)」や「Soapberry(ソープベリー)」と呼ばれていました。ムクロジの泡はキメが細かく弾力があるといわれています。

 

天然の洗浄成分「サポニン」とは?


なぜムクロジの皮は泡立つのでしょうか?その秘密は、果皮に含まれる「サポニン」という天然の石鹸成分にあります。サポニンは天然の界面活性剤と呼ばれており、優しくしっかりと洗浄できるコンディショニング成分としてよく配合されます。ちなみにこの成分の正式名称は「サピンヅストリホリアツス果実エキス」。早口言葉はもちろん、1回で完璧に読み上げることさえ難しそうな名前ですよね。笑

 

一丸ファルコス株式会社によると、ソープナッツエキスを原料としたパウダーが頭皮や髪へ負担をかけずに洗浄が可能であるという有効性データも出ています。

 

前腕屈側部の手指による洗浄(100往復後水洗)を1時間ごとに4回行い、角質水分量(キャパシタンス)の変化を検討しました。 ラウレス硫酸Na使用部位に比べ、ソープナッツエキスパウダー使用部位では、洗浄による角質水分量の低下が抑えられました。
出典:一丸ファルコス株式会社 「ソープナッツエキスパウダー」(最終閲覧日:2018/3/30)


頭皮をいたわりながら洗浄することを得意とするため、うるおいをキープしながら余分な皮脂・汚れを除去することが可能です。そのため、ラ・カスタではスキャルプ クレンジング リファインなどのスキャルプケア商品に配合されています。

 

自然の恵みがたくさん詰まった環境にも優しい泡立つ木の実のエキス、「サピンヅストリホリアツス果実エキス」をぜひ成分表でチェックされてみてくださいね!

 

成分についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもチェック!