BEAUTY
2018.05.04 Fri

知っておきたい!髪の老化のメカニズム

髪の毛が生える仕組み

 

みなさんは、髪と肌がまったく違うものだと思っていませんか?実は、髪はもともと頭皮が変化してできたもの。皮膚のターンオーバー(細胞が生まれ、表面に押し上げられ、垢となって剥がれ落ちること)によって生まれ変わるように、髪も、一定周期で生まれては抜け落ちていきます。本日は基本的な毛髪のしくみを理解しましょう。

 

髪の一生をヘアサイクルといい、毛根から誕生する髪は「初期成長期→成長期→退行期→休止期」という一定の流れを繰り返しています。成長期は36年。ヘアサイクルによって抜け落ちる髪は、一日60100本といわれています。

 

年齢を重ねると、ヘアサイクルの成長期が短くなり、太く、強くなる前に抜け落ちてしまいます。その結果、男性同様に女性の髪も40代に入る頃から細くなり、量も少なくなるのです。

 

健やかで美しい髪に必要なものとは

 

次に、毛髪の構造と劣化についてお話しましょう。

髪の根元は球のように膨らんでおり、「毛球部(毛包)」と呼ばれています。毛球部には毛髪を生み出す毛母細胞や毛乳頭が存在。頭皮に張り巡らせた毛細血管から毛乳頭が栄養を受け取り、毛母細胞に送り込むことで、細胞分裂が起こって毛髪が成長します。髪の成長のためには、血管を通じて栄養が十分に送りこまれることが不可欠で、頭皮の血行不良は毛髪を劣化させる大きな原因となります。

 

表皮から出ている部分(毛幹部)の髪は、外側から、キューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造に。キューティクルは薄いウロコのような構造になっています。コルテックスの主成分はたんぱく質。パーマ、カラー、紫外線などでキューティクルが破損すると、コルテックスのたんぱく質や水分が抜けて内部がスカスカな状態に。これが、ツヤの低下、枝毛、切れ毛などの原因です。

 

こちらの図が地肌の下に隠れた部分の構造。髪の成長のカギを握るのは、毛母細胞のある毛球部の上には皮脂腺があり、ここから皮脂が分泌。分泌された皮脂は髪を覆い、キューティクルを守りながら髪にツヤを与えます。


 

毛髪の地肌から出た部分は3層構造。

その85~90%を占めるのがコルテックスです。表面のキューティクルは、薄いウロコ状になっていて、髪がぬれるとウロコが膨潤して開きます。パーマやカラーリングでは、開いたキューティクルから薬剤を内部のコルテックスに入れ込んで化学反応を起こさせます。そのため、髪は大きなダメージを受けるのです。

 

キューティクルが剥がれると、その部分から髪の水分・栄養分が流出し、ダメージへと発展してしまいます。洗い流さないトリートメントでうるおいを与え、キューティクルを整えると良いでしょう。

 

自然乾燥せずにドライヤーで乾かし、最後の冷風を当ててキューティクルを閉じることで髪がなめらかに整い、髪本来の自然な輝きが生まれます。髪は一度ダメージを受けると自然に回復できないため、毎日のケアでダメージを残さない美髪づくりに励んでまいりましょう。