シャンプーしてもベタつくのはなぜ?原因とヘアケアの方法を知ろう
「いくらシャンプーをしてもベタつく」という悩みを抱えている方は、もしかしたらシャンプーが合っていないのかもしれません。この記事では、頭皮や髪がベタつく主な原因と、解消のためのヘアケア方法をご紹介します。ぜひ、日々の頭皮ケアに役立ててください。
髪や頭皮はなぜベタつくの?
髪や頭皮が脂っぽくベタベタする原因は、頭皮から分泌される「皮脂」だとされています。皮脂は本来、皮膚を保護するとともに保湿してすこやかに保ち、病原菌などの外部刺激から頭皮を守るために分泌されるもので、悪いものというわけではありません。
しかし、頭皮の皮脂量は多くなるとべたつきやすいことに加え、その他のさまざまな要因によって皮脂が過剰に分泌される場合があるのです。
髪や頭皮がベタつくのはシャンプーのせい?
髪や頭皮がベタつく原因は、シャンプーや洗い方による場合と、そうでない場合があります。詳しく見ていきましょう。
■シャンプーの洗浄力が足りない
シャンプー自体の洗浄力が足りず、汚れが落ちきっていないという状態が考えられます。汚れが残ったまますすいで乾かしてしまうと、髪や頭皮に残ったままの皮脂や汚れから、ベタベタやニオイが発生してしまうのです。
「きちんと洗ったはずなのに、髪がごわごわしてツヤのない仕上がりになってしまった」というときは、このパターンが多いのではないでしょうか。この場合は、シャンプーの使用量を増やすか、一度洗った後にもう一度洗う「二度洗い」をすることで、解消できます。
■洗いすぎもNG
ベタつきはどうしても気になってしまうものですが、皮脂を取り除こうと1日に何回もシャンプーをしたり、地肌を強くこすりながら洗ったり、引っ掻くのは避けましょう。これは、地肌に必要な皮脂やうるおいまで奪ってしまい、地肌が乾燥を防ごうと余計に皮脂を分泌してしまうためです。
また、地肌を強くこすったり引っ掻いたりしてしまうと頭皮が傷つき、別の頭皮トラブルを招いてしまいかねません。シャンプーは1日1回、夜にするだけでOKです。そのときは、頭皮を傷つけないよう、優しく洗いましょう。
シャンプーの回数については、こちらの記事をご確認ください。
1日2回のシャンプーは多い?やり過ぎが招くトラブルと正しい方法を解説
間違ったシャンプー方法もベタつきの原因に

間違ったシャンプー方法でも、汚れが残り、頭皮に刺激を与えてしまうと、べたつきの原因になってしまいます。次のポイントをおさえ、正しい方法でシャンプーをしましょう。
・汚れが多いときは強く洗うのではなく2度洗いにする(髪より頭皮を洗う)
・お湯はぬるめの34〜38℃
・こすらず指の腹と泡でやさしく
・十分にすすぐ
正しい洗い方に関しては、こちらの記事をご確認ください
シャンプーの正しい洗い方とは?基本の流れとポイントをご紹介
シャンプー以外にも原因はある?
ベタつきの原因は、シャンプー以外にも生活習慣や皮膚病などが考えられます。自分に当てはまるものはないか、確認してみましょう。
■食生活や運動不足などの生活習慣
過剰な皮脂分泌の原因として、糖質や脂質を摂取しすぎていることが考えられます。野菜や果物などのビタミン類を摂取するようにしましょう。また、運動不足は血行不良・冷えによる身体機能低下・糖質や脂質が燃えない・ストレスの蓄積などにもつながります。体調不良や肌荒れに関係してくるので、適度な運動を心がけましょう。
特に、現代人は冷房や運動不足などで汗をかく機会が少なくなっています。すると、汗腺の機能が落ち、ベタベタとしたミネラル分の多い汗をかきやすい傾向に。適度な運動習慣で、定期的に汗をかいておきましょう。
■アトピー性皮膚炎など皮膚病のケースも
頭皮がベタつくだけでなく、フケがよく出る、かゆみ・乾燥・ニオイが気になるといった場合は、皮膚病の可能性も考えられます。皮膚病はシャンプーだけで完治するのはまず難しいため、これらの症状が目立つ場合は皮膚科の受診も検討してみましょう。
ヘッドマッサージで頭皮ケア

頭皮のさまざまなトラブルには、週1〜3回のヘッドマッサージもおすすめです。ベタつきの原因となる古くなった皮脂が溶け出すので、その後のシャンプーなどで流しやすくなります。におい対策にもなるので、シャンプーの前にオイルでマッサージをしても良いでしょう。ホホバオイル・馬油・椿油など、使うオイルも自分の好きなものを選ぶのがおすすめです。
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まとめ
頭皮のベタつきは、過剰分泌された皮脂が主な原因です。まずはシャンプーの洗浄力や洗い方、生活習慣などを見直してみましょう。また、週に数回のヘッドマッサージを行うこともおすすめです!