最も花粉がつきやすいのは髪だった!?ヘアケアで出来る4つの花粉対策
オフィスでも鼻をすする音やくしゃみが増え、花粉症の方にとっては辛い季節がやってきました。よく花粉症が発症するきっかけを「体内のコップから溢れたとき」と例えたりするように、花粉症はある一定量の花粉にさらされることで発症し、その量(コップの大きさ)は人によって違うといわれています。
さて、私たちの体で最も花粉がつきやすいといわれている部分をご存知でしょうか?それは髪です。
花粉の粒子はトゲトゲとしているため、髪にひっかかりやすいのだそうです。特に傷んだ髪の表面はささくれた状態のため、花粉がひっかかりやすいといわれています。今回は花粉と上手に付き合っていくための4つのポイントをお伝えいたします。
ブラッシングで花粉を落とす
帰宅したら速やかにヘアブラシを使って、付着している花粉を落としましょう。室内で行うと部屋中に花粉が広がってしまいますので、玄関に入ったらすぐに落とすとよいかもしれません。玄関に花粉用のブラシを常備しておくと便利ですね。上から下へ向かってブラシを通しましょう。
正しいシャンプーとトリートメント
一刻も早く眠りたい日やお風呂を面倒に感じる日もあるとは思いますが、花粉シーズンには避けたいところ。花粉を纏ったまま眠ることになってしまうため、力を振り絞ってでもその日のうちに洗い流したほうがベターです。
シャンプーは、予洗いで8割の汚れを落とすことができるといわれていますので、しっかり行いましょう。しっかり泡立てて花粉を絡め取り、十分すすぎを行ってください。
洗い流した後は、トリートメントでしっかりうるおい補給を行いましょう。乾燥した髪は静電気が起こりやすいため、ぜひ男性の方にも取り入れていただきたいところ。
洗い流さないトリートメントで髪の表面にバリアを
髪の表面でコーティング剤の役割をしているキューティクル。通常なめらかなものが、傷むとささくれてしまいます。ささくれた部分とトゲトゲした形状の花粉は相性が良く、より花粉が付着しやすいようです。お風呂から上がったら洗い流さないトリートメントをつけることを習慣に。仕上げに少量のオイルを手に伸ばし、髪の表面に滑らせるようにつけることで、キューティクルをなめらかに整えましょう。
静電気を抑える
静電気は空気の乾燥や髪の水分不足から起こるといわれています。もともと髪には花粉が付着しやすいですが、静電気によってさらに花粉は付着しやすくなります。静電気防止の秘訣は、髪へ水分補給をしっかり行い、その水分が逃げないようコーティングすること。洗い流さないトリートメントをつける前に、ヘアミストやヘアウォーターで水分補給をすると保水力がアップしますので、水分と油分を上手に使ってケアをしていきたいところ。
コンパクトなヘアスタイル
なるべく花粉がつく面積を減らしたいので、髪の毛はタイトにまとめておくと良さそうです。ロングヘアの場合、ダウンスタイルは髪同士の摩擦で静電気が起こりやすいため、ヘアアレンジで回避しましょう。
ポニーテールよりも、シニヨンや三つ編みアレンジなどでコンパクトにまとめることをおすすめします。帽子を被ってしまえば花粉が直接髪につかないため便利です。ツバのついているハットは、目や顔に花粉が落ちるのを防いでくれます。家に入る際は帽子の花粉を払うことをお忘れなく。
意外と見落としがちなヘアケアでの花粉対策をしっかり行っていただき、春のお出かけを楽しんでくださいね。