正しいシャンプーの捨て方とは?そのまま流すのはNG!
肌や髪質に合わなくて使わなくなったり、余ってしまったりしたシャンプーを処分するとき、捨て方に困ったことはありませんか?中身の洗剤も一緒に捨てて良いのか、容器とは別なのかなど、悩んでしまいますよね。
今回は、中身の洗剤があるケースとないケースに分けて、シャンプーの正しい捨て方を分かりやすくご紹介していきます。
正しいシャンプーの分別方法とは?
試しに買って使ってみたけれど合わなかった、ちょっと残っているけれど新しいメーカーや製品に変えたいなど、シャンプーが余ってしまうことはよくありますよね。しかし、「シャンプーだから中身はお風呂場に流していいよね!」「中身と一緒に捨てちゃおう」と安易に考えてはいけません。
正しいシャンプーの分別方法は、自治体によって異なります。基本的に“シャンプーの原液そのもの”は「可燃ごみ」として、としているところが多いです。すべての自治体で統一されているわけではないので、必ず自分の住んでいる自治体のルールを確認しましょう。
容器の扱いも自治体ごとに異なります。可燃ごみなのか不燃ごみ(プラスチックごみ)なのか、自治体の区分をチェックしてから捨てましょう。
一緒に捨てるのはNG!シャンプーの中身(洗剤)の捨て方
シャンプーの中身が容器の中に残っている場合、面倒だからとそのまま捨ててはいけません。特に、容器が可燃ごみではなくプラスチックごみと区分されている場合、中身の可燃ごみと外側のプラスチックごみを正しく区分できていないということになり、地域によっては回収してもらえなかったり、マンションの管理人さんや自治体から注意を受けてしまったりすることも。
正しいシャンプーの中身(洗剤)の捨て方は、次の通りです。
1.古新聞紙や布などを用意する
2.古新聞紙や布にシャンプーの中身を染み込ませる
3.染み込ませた古新聞紙や布を可燃ごみへ出す
ただし、ポンプや押しても出てこないほど中身が少ない場合はそのまま中身をすすいで、容器だけとして捨てても問題ないでしょう。
捨て方の注意点
「シャンプーは普段流しているんだから、お風呂場の排水口に捨てていいんじゃないの?」と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、毎日使うシャンプーはせいぜい1〜数プッシュですよね。それに対して、容器に残っている大量のシャンプー原液をそのまま排水口に捨ててしまうと、数週間分のシャンプーが一気に排水口に流れ込むことになります。
環境に悪いと言われることもありますが、一番の問題は「大量の原液が流されて、そのねばつきで排水口が詰まる」「さらにその上から大量の水が流され、大量の泡で排水口が詰まる」というように、排水口が詰まって流れなくなってしまうことなのです。こうなってしまうと、水道業者を呼んで処理してもらうことになる可能性もあるので、排水口には絶対に流さないようにしましょう。
また、別の洗剤とシャンプーを一緒に捨てるから一緒に布に吸わせてしまおう、と混ぜ合わせるのもNGです。洗剤とシャンプーが混ざることで化学反応を起こし、有害な物質やガスが発生する可能性もあります。必ず一種類ずつ別々の布に吸わせ、別々の袋やパックに入れて捨てましょう。
シャンプーの容器の捨て方
それでは、中身を捨てた後のシャンプー容器はどのように捨てれば良いのでしょうか。
容器を可燃ごみとして捨てる場合
容器を可燃ごみとして捨てる場合、中身を出した後、中をすすいで中身が残っていない状態にしてから捨てます。完全にピカピカにする必要はありませんが、すすぐ水がキレイになる程度にはしておきましょう。
詰め替え用の容器は、特に記載のない場合もありますが、ボトルと同様に中身を洗ってキレイにしてから捨てるのがベストです。
プラスチックごみとして捨てる場合
プラスチックの場合も、中身を出した後、中をすすいでキレイにするところは変わりません。ごみの分類は、自治体によって異なるので、それぞれの自治体のホームページや冊子を確認しましょう。
捨てるのはもったいない。シャンプーの中身がある場合の活用方法
シャンプーの中身がまだ使えるので、そのまま捨てるのはもったいないと思ってしまう人は、お風呂掃除・トイレ掃除・洋服の汚れ落としなどに使ってみてください。
・お風呂掃除…よく泡立ててから、浴槽やタイルなどの掃除に使う。
・トイレ掃除…トイレ用洗剤と同じように、便器の内部に使える。泡立ちが良いので、出しすぎないよう注意
・洋服の汚れ落とし…洗濯の前に、皮脂汚れが気になるワイシャツの襟やカフス部分などに塗ると良い。
シャンプーは皮脂汚れやタンパク質汚れを落とすものなので、汚れがつきやすい場所の洗剤としても使いやすいです。もったいないと感じてしまうときは、ぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
シャンプーはもっとも身近な生活用品の一つですが、その捨て方には意外と知らない注意点もあったのではないでしょうか。中身の活用法も含め、シャンプーを捨てるときの取り扱いには十分注意しましょう。
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