髪の毛が折れるのはなぜ?予防方法を解説します!
枝毛というわけではないけれど、途中でポキッと折れてしまった状態の髪の毛を見つけたことはありませんか?折れてしまった部分を触ると、くにゃくにゃとしてなんとも頼りなく、皮一枚でなんとなくぶら下がっているような感じがしますよね。
そんな折れ毛が気になる人は、ぜひ今回ご紹介する原因と予防法をチェックしてみてください。
髪の毛はなぜ折れる?
そもそも、髪の毛はなぜ折れてしまうのでしょうか?理由とその原因について見ていきましょう。
髪の毛が折れるのはダメージを受けたから
髪の毛が折れる根本的な原因は、髪の毛がダメージを受けたからです。髪を外部の刺激やダメージから守るため、一番外側に「キューティクル」という層があるのですが、このキューティクルがダメージによって開いてしまい、必要なうるおいや栄養が逃げてしまった状態になると、枕に擦れただけの弱い刺激でも簡単にポッキリと折れてしまいます。
髪の毛がダメージを受ける原因4つ
髪の毛がダメージを受けてキューティクルが開いてしまう原因には、主に以下の4つが考えられます。
◯ヘアカラーやパーマのやりすぎ
ヘアカラーやパーマは、髪の色やクセを強制的に変えるもの。そのため、ダメージの少ないヘアカラーやパーマは増えているとは言っても、どうしてもダメージを受けてしまいます。そのため、頻繁に施術を受けたり、一度にカラーとパーマを同時に行ったりするとダメージが蓄積してしまうのです。
◯ドライヤーのかけすぎ
髪を乾かすドライヤーも、長時間使っていたり、髪の毛の近くで当てすぎたりすると、ダメージの原因になってしまいます。髪の毛の内部の水分まで蒸発させてしまわないようにしましょう。ドライヤーよりも温度が高いヘアアイロンやコテの使いすぎも、同じようにダメージの原因になりやすいので、注意が必要です。
◯紫外線ダメージの蓄積
紫外線を浴びるとキューティクルが剥がれやすくなり、その隙間から髪の毛内部の水分が失われやすくなります。日に照らされやすい髪は、なんと顔の3倍も紫外線を受けているのだとか。夏場に髪の毛がパサつきやすい人は、紫外線が原因かもしれません。
◯シャンプーでこすりすぎ
髪の毛は非常に繊細で、実は濡れただけでもダメージが発生してしまいます。シャンプーのときに髪の毛同士をこすり合わせてしまうと、余計にダメージが溜まってしまいます。シャンプーはあくまでも頭皮を洗い、髪の毛はシャンプーが流れるだけでも汚れが落ちると理解しておきましょう。
折れ毛、そのままにしておいてもいい?

折れ毛は、残念ながら放っておいても回復することはありません。それどころか、放っておくとまもなく切れてしまい、これが枝毛の原因になることもあります。そのため、一度切ってしまった方が、キレイなヘアスタイルを維持できるのです。
ロングヘアの場合、せっかく伸ばしたのだからと切るのをためらってしまうかもしれませんが、長い毛はそのぶん毛先にダメージが溜まってしまっています。ロングヘアの美しさを維持するためには、こまめに毛先をカットするのが良いでしょう。
折れ毛にやってはいけないNG行動
折れ毛はどうせ切れるからと手で引きちぎったり、工作バサミで切ってしまったりするのは絶対にやめましょう。さらに髪の毛にダメージを与えてしまい、引きちぎったところからまた裂けてきたり、髪の毛を潰すように切ることで、髪の毛を枝毛にさせやすくしたりしてしまいます。
もう髪の毛を折れさせない!予防策3つ
そこで、髪の毛を折れさせないための予防策を3つご紹介します。
シャンプーに気をつけよう
シャンプー中に無理やり髪の毛をほどいたり、強くこすり合わせたりしないよう、シャンプー前にはブラッシングで髪の毛の絡まりを解いておきましょう。以下のような手順で行うのがおすすめです。

前頭部、頭頂部をブラッシングする

フェイスラインからななめ後ろ、頭頂部に向かってぐっと持ち上げるようにブラッシングする

頭を少し下に向け、後頭部から頭頂部へと圧をかけるようにブラッシングする
シャンプーには、髪に優しいアミノ酸系のシャンプーを使うのがおすすめです。また、シャンプーが終わった後のタオルドライも、ごしごしこするのではなく、ぱんぱんと髪の毛を叩いて水分をタオルに吸い取らせるイメージで行います。
洗い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
シャンプーの正しい洗い方とは?基本の流れとポイントをご紹介
トリートメントをしっかり
髪の毛のダメージケアをするためには、トリートメントを使うのが効果的です。トリートメントは髪に足りない栄養素を補い、開いたキューティクルをコーティングしてくれるので、頭皮につかないよう、傷みやすい毛先にしっかりつけましょう。
また、洗い流さない「アウトバストリートメント」がおすすめです。お風呂から上がり、タオルドライをした後にしっかりと揉み込み、ドライヤーで乾かした後、最後に仕上げを行います。
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■熱や紫外線に注意しよう
髪は、熱や紫外線でもダメージを受けます。そのため、シャンプーで髪と頭皮を洗うときは、38℃以下のぬるま湯で洗うと良いでしょう。この温度なら、余分な皮脂は洗い流しながら、髪と頭皮に必要なぶんの皮脂は残して洗えます。
また、ドライヤーを近づけすぎない、乾燥させすぎないことも大切です。日中はヘアケア用の日焼け止めを塗る、紫外線を多く浴びた日にはシャンプー後のトリートメントをしっかり行うなどの対策もしっかり行いましょう。
ヘアカラーやパーマにも注意
ヘアカラーやパーマは、自分でできるキットもたくさん市販されていますが、髪を傷めないためには、プロにやってもらうのがおすすめです。選べる場合はダメージが少ないものを選び、施術後、家に帰ってからはダメージケアのトリートメントを忘れずに行いましょう。
まとめ

髪の毛が折れるのは、ダメージが蓄積してしまったことが原因です。折れてしまった髪の毛を元に戻すことはできないので、折れてしまったら切ること、そしてそもそもダメージが蓄積しないよう、日ごろからケアをすることが重要です。