BEAUTY
2020.04.29 Wed

白髪になる理由って?10代や20代の若い世代に白髪が増えている?

 

白髪と言えば、加齢による自然な老化現象の代表的なイメージです。実際に、年齢を重ねていくとどうしても白髪が増えていくのはある程度避けられないものでしょう。しかし、近年では10代や20代という、まだまだ老化にはほど遠い世代でも白髪が増えていると言われています。つまり、老化以外の原因があるのです。

 

そこで、白髪になる理由とその対策について見ていきましょう。

 

 

そもそも白髪はなぜできる?

 

髪の毛に色がつくのは「メラニン色素」が働くからです。生まれたばかりの髪はすべて白髪ですが、そこに黒褐色のメラニン色素が十分に入り込んで黒くなります。このメラニン色素を作る「メラノサイト(色素細胞)」の働きが衰えたり、メラニン色素を作るための「チロシナーゼ」という酵素がうまく働かなくなったりすると、髪の毛がメラニン色素で着色されなくなり、白髪のまま生えてきてしまうのです。

 

 

白髪になる理由は主に7つ

 

 

 

■その1:栄養不足

 

メラノサイトが正常に働かなくなるのは、髪の成長に必要な栄養素が足りないからだと考えられます。

 

▽タンパク質

髪の毛の約80%はタンパク質の一種「ケラチン」です。「ケラチン」は18種類のアミノ酸(タンパク質を構成する物質)から作られていて、メラニン色素の原料である「チロシン」もこのアミノ酸の一種です。

 

▽ミネラル

髪の成長に特に必要な「アルギン酸」「亜鉛」などもミネラルの一種です。

・アルギン酸:髪の保護をしたり、頭皮の乾燥を防いだりする

・亜鉛:髪の成長に必要な「タンパク質」の吸収を高める

さらに、チロシンをメラニン色素に変えるために必要な酵素「チロシナーゼ」は、ミネラルの一種である「銅」がないと働きません。

 

▽ビタミン

「ビタミンC」「ビタミンE」と「パントテン酸」が重要です。

・ビタミンC:肌や髪の毛を作るために必要なコラーゲンを作るのに欠かせないだけでなく、抗酸化作用があり細胞の老化を遅らせる効果が期待できる

・ビタミンE:同じく抗酸化作用

・パントテン酸:体を作るあらゆる細胞やホルモンの合成を助ける

 

これらの栄養素が不足していると、メラノサイトが正常に働かなくなってしまいます。

 

 

■その2:精神的ストレス

 

歴史やおとぎ話などでもよく、大きな恐怖を感じたときに白髪になるシーンは多いです。このように、精神的ストレスが白髪の原因となるのは昔から知られていました。精神的ストレスが白髪の原因になる理由としては、以下の2つが考えられます。

 

▽ストレスで血管が収縮し、血行不良になる

精神的ストレスがかかると、全身の血管が収縮します。このとき頭皮の血管も収縮し、髪の毛を作る細胞や色素細胞に十分な栄養が行き渡らなくってしまうのです。

 

▽ストレスで交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発になる

余分に分泌された皮脂は空気に触れて徐々に酸化し、過酸化脂質になります。この過酸化脂質がメラノサイトの働きを邪魔し、白髪が増えるという仕組みです。

 

 

■その3:睡眠不足

 

睡眠中に分泌される「メラトニン」というホルモンは体内の活性酸素を除去し、細胞の働きを正常化して正常な黒髪の育成を助けてくれます。逆に、睡眠不足になるとこのメラトニンが十分に働かず、黒髪が育ちにくくなってしまうのです。

 

また、睡眠不足は血行不良の原因にもなります。起きているときは交感神経が働き、体が緊張状態になりますが、これがストレス負荷となってしまい、前述のストレスによる血行不良を招くのです。眠りで体がリラックスして副交感神経が十分に働くと、血管は拡張して血行が良くなります。

 

睡眠中には、髪の成長に大きく関わる成長ホルモンも分泌されます。成長ホルモンがメラノサイトや髪の毛を作る細胞を活性化させますので、成長ホルモンが分泌されにくくなると髪が正常に育ちにくくなるのです。

 

 

■その4:スマホやパソコンの見すぎ

 

目を酷使することが原因の眼精疲労により、眼球付近の筋肉が凝り固まって毛細血管の血流が滞ってしまいます。また、目の周りの筋肉はおでこや頭皮の筋肉とも連動するため、目が疲れると頭皮も疲れてしまい、血行不良に。さらに、ブルーライトは交感神経を活性化させ、睡眠不足の一因になってしまいます。

 

 

■その5:紫外線

 

頭皮が紫外線でダメージを受けると、髪の毛を作る細胞の働きが悪くなってしまいます。詳しくは、こちらの記事で解説しています。

 

最も紫外線ダメージを受けやすいのは、髪と頭皮だった!紫外線が与える影響と対策とは?

 

 

■その6:遺伝

 

両親のいずれかが若い頃から白髪の多い人であれば、遺伝的な影響も考えられます。とはいえ、これはあくまでも「白髪が生える」ではなく「生えやすくなる」というだけなので、前述のような要素をできるだけ取り除けば、白髪になる時期を遅らせることも不可能ではありません。

 

 

■その7:加齢

 

加齢による白髪は誰しも避けられませんが、これはメラノサイトの働きが悪くなるためです。ヘアサイクルにもとづいて髪の毛が抜け落ちる時、メラノサイトも同時に失われます。若い人では次の髪が生えてくるときにメラノサイトも再生しますが、加齢にともなって再生しないケースも増えてくるのです。このような加齢による白髪は、非常に個人差が大きい特徴があります。

 

 

白髪にならないための対策

 

 

以上の理由から、白髪にならないための対策をまとめると以下のようになります。

 

・バランスの良い食事(とくにタンパク質、アルギニン酸、亜鉛、銅、ビタミンC・E、パントテン酸を意識)/p>

・睡眠をしっかりとって副交感神経を活性化

・寝る1時間前にはスマホやパソコンをOFF

・ストレス発散方法をたくさん見つけ、溜めこまないようにする

・頭皮マッサージや適度な運動など、血行を良くする工夫を

・外に出るときは帽子をかぶって紫外線から頭皮を守る

 

具体的な食事としては、以下のような食材で摂取すると良いでしょう。

・タンパク質:肉類、卵、大豆、チーズなど

・アルギニン酸:海藻類

・亜鉛:魚介類、ナッツ類など

・銅:牡蠣、パプリカ、レバーなど

・ビタミンC:いちご、柑橘類など

・ビタミンE:大豆、ごま、ナッツ類、モロヘイヤなど

・パントテン酸:レバー、納豆など

 

 

まとめ

白髪になる理由は加齢だけではありません。特に若い人の白髪は栄養不足や睡眠不足、精神的ストレスなどと考えられます。バランスの良い食生活や十分な睡眠、ストレス発散や血行をよくする工夫で白髪を防ぎましょう。