悩める頭皮トラブルには低刺激シャンプーがおすすめ!選び方・使い方を解説
「毎日しっかり洗っているのにフケが出てくる」「頭皮湿疹でかゆくてつらい…今使っているシャンプーが合っていないのかな?」このような頭皮トラブルで悩んでいませんか?毎日しっかり手入れしているのにフケやかゆみがあるのはとても辛いですよね。
こうした頭皮トラブルが起こる原因はもしかするとあなたが使っているシャンプーに問題があるのかもしれません。そこで今回の記事では、頭皮トラブルに悩むあなたのために、前半ではおすすめのシャンプーの選び方をお伝えし、後半では正しいシャンプーの使い方・洗い方についてお伝えしていきます。
頭皮トラブルにはアミノ酸系シャンプーがおすすめ
フケやかゆみなどの頭皮トラブルでお悩みの方には、低刺激のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。みなさんも一度は聞いたことがあるかと思いますが、他のシャンプーとの違いについてはご存じでしょうか?おすすめする理由と合わせて説明していきます。
アミノ酸系シャンプーとは
まず、シャンプーにはアミノ酸系をはじめ高級アルコール系、コハク酸系、ベタイン系、石鹸系など色々な種類があります。これらはシャンプーの洗浄成分である界面活性剤と呼ばれる成分の種類で、アミノ酸系はその中の一つに分類されます。
つまり、アミノ酸系シャンプーとはアミノ酸系の界面活性剤を使用したシャンプーであるということです。シャンプーの成分はそのほとんどが水と界面活性剤で構成されていて、この2つが占める割合は全体の90%以上。界面活性剤はシャンプーを構成するうえで重要な役割を担っています。
アミノ酸系シャンプーがいい理由
頭皮トラブルが起こるのは洗いすぎが原因のことが多いです。洗いすぎることで必要以上に油分を落としてしまい、頭皮が乾燥することでフケやかゆみといった症状が起こります。
アミノ酸系シャンプーのいいところは適度な洗浄力のため、こうした洗いすぎを防いでくれる点です。アミノ酸系シャンプーは弱酸性で、界面活性剤のなかでも低刺激のため髪や頭皮に優しく、敏感肌やアレルギー体質の人でも安心して使えます。
また、頭皮を保湿し、潤いをあたえてくれるので乾燥予防にも繋がります。使用成分にはココイルアラニン、ココイルサルコシンなどがあり、シャンプーを選ぶ際には成分表でこれらの成分が記載されているか確認することがポイントです。購入の際にはチェックしてみてください。
市販のシャンプーとの違い
市販のシャンプーは、シャンプー本来の目的である汚れをしっかり落とすという、一般の多くの方のニーズに答えなければならないため、洗浄力が強く設定されています。そのため、ほとんどの市販のシャンプーにはラウリル硫酸系(旧指定成分)と呼ばれる刺激の強い成分が使われています。
ラウリル硫酸系(旧指定成分)のシャンプーは、敏感肌の人にとっては刺激が強すぎるため、結果として頭皮トラブルにつながる恐れがあります。いま現在、市販のシャンプーを使用中で頭皮トラブルを抱えているという人は、もしかするとこれらのシャンプーが原因となっているかもしれません。
ですので、一度ご自身が使っているシャンプーの成分を確認し、もしこれらのシャンプーを使っていたならアミノ酸系シャンプーを試してみることをおすすめします。
シャンプーの正しい使い方・洗い方6ステップ

ここまでアミノ酸系シャンプーをおすすめしてきましたが、良いシャンプーを選んでも正しい使い方・洗い方ができていなければ意味がありません。 そこで、ここからは正しいシャンプーの使い方・洗い方についてお伝えしていきます。手順は以下のとおりです。
手順1:ブラッシング
シャンプー前にブラッシングで頭皮の汚れを浮かし、髪の毛のほこりを落としておきましょう。
手順2:予洗い
泡立ちをよくするために1分以上かけてしっかり予洗いをしましょう。ブラッシングと予洗いをしっかりするだけで髪の表面の汚れの80%以上を落とすことができます。
手順3:手のひらに馴染ませる
シャンプーは多すぎるとすすぎ残しの原因になるので、適量を手に取り、軽く泡立つ程度に手のひらで泡立てて馴染ませましょう。髪の表面で泡立てるのはキューティクルを傷める恐れがあるのでNGです。
手順4:髪の内側から泡立てる
髪の内側から円を描くように空気を入れることで泡立ちが良くなります。頭皮が泡立ったら毛先まで伸ばしましょう。この時、キューティクルが開いているため髪をこすり合わせると髪を傷めてしまうので気をつけてください。
手順5:指の腹で下から上に洗う
髪の毛は上から下に沿って生えているため、上から洗うと指が髪の表面を滑り、頭皮までしっかりと洗えません。そのため、もみあげから頭頂部、襟足から上へ頭皮を傷つけないよう指の腹で下から上に向かって洗います。こうすることで、毛流れに逆らうため指が頭皮に当たりしっかり洗うことができます。
手順6:しっかりすすぐ
すすぎ残しがあると、界面活性剤がタンパク質を分解してしまうため髪が傷み、頭皮に残るとかゆみや炎症を起こす恐れがあります。最低でも1分以上はすすぐことを意識しましょう。
すすぎの際はお湯の温度も大切で、パーマやカラーをしている場合、熱いお湯ですすいでしまうと落ちてしまう恐れがあるので、40℃以下のぬるめのお湯がベストです。洗い終わりはキューティクルが開いているため、髪を傷ませないためにも乾かすことを忘れずに。
まとめ

今回は頭皮トラブルにおすすめのシャンプーの選び方と、正しいシャンプーの使い方・洗い方についてお伝えしてきました。
頭皮トラブルは生活習慣の乱れや食事といったものが原因となる場合もありますが、シャンプーが大きく影響していることもあります。低刺激のアミノ酸系シャンプーは敏感肌やアレルギー体質の人でも安心して使えるため、これまで色々試してみたけど、どれもいまいちだったという方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?